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決してクロノアじゃないですよ、はい←

ここでフィリピンのテレビで見た人の話をしましょう(ぇ

小説形式(?)でかたります←




私はフィリピンにあるセブ島のど田舎に住んでました。

あくるひ、
好きな人にふられた私は
寂しさを紛らわすために携帯をいじっていました。

すると、
間違えたのか知らない人からメールが入ってました

私は迷わずその人にメールしてしまいました。

「メル友にならない?」
と。

軽く自己紹介をし、
メールを続けていました。

そのうちに
私たちの心はひかれあってしまったのです

彼も実はふられたばかりで
最初はメールだけだし
と相手にする気もあまり無かったそうですが

それなりに
「食べた?きちんと食べなきゃダメよ」
「気をつけてね、無理しないでね」
と優しく言っていたせいもあるのでしょうか


あるひ彼が会おうと言ってきました
普通の女の子ならまだしも、
私には彼に会えない深刻な事情があったのです。

それは

私が男だということ。

気がついたら私は自分のことを女だと信じていました

…周りの人は私を拒絶しました

古い考えが染み付いている田舎だから尚更でした。

幸せになれないとはわかっていて
恋をしてしまいました。

彼が会いたいといいながらも
私はそれから逃れてきました。

痺れを切らしついに
彼と待ち合わせをしました。

だけど彼は会いにこなかった。


またあの絶望にとらわれたの



そう思いました。




だけど家へ帰ってしばらくした後
彼から電話がありました。

「なぜ会いにこなかったの?」
「会いにこなかったのはあなたのほうでしょ」
「いや、途中で軽い事故にあったんだ。
乗っていたジープがパンクしてしまって…遅れただけなんだ
わかってくれ、別に会いたくないとか、そういうので行かなかったわけではないんだ。今はどこにいる?」
「もう家よ。」
「そうか…」

そのとき私の中にはこんな考えがめぐっていました。
母が
それでは幸せにはなれないと
彼に正直に話すか
別れを告げたほうが良いと。
「じゃあ、あしたは…」

「ねぇ、ジェイ。会うのはやめましょ。」
「なぜ?」
「……。」
沈黙は続きました。
そして彼が
「君が…カレンが会わないというなら
俺が意地でも会いに行く。待っててくれ」
「あ、ちょっと!ジェ…」

電話は切られてしまいました。

次の日
私は複雑な思いをしながら家にいました。
すると
ドアをノックする音が家に響きました。

まさか…とは思いながらも扉を開けて見ました。
するとそこには友達がいました
「あ、どうしたの?メールもしないでくるなんて。」
「いや、あの、実はさ…」

ほっとしたのもつかの間、
彼には連れがいました。

「あの、カレンさんはいますか?」

ジェイだ
私はどうして良いかわからず
「あ、ええ…うん、カレンね
彼女なら今朝出かけたわ。」
「じゃあ…何時に帰ってくるか教えてください」
「し、知らないのよ。急いで出かけていってしまったから」
「同居人なのにしらないのですか…」
彼は怒ったような複雑な表情で言いました。

逃げたくなりました。
けど、このままでは失礼だと思い
家にあがらせ、
私は自室に行きました。

どうしよう、このままだと…
そう思っていたとき
我慢がならなくなったのか彼が携帯に電話をかけてきました。

大音量で鳴り出す私の携帯電話。
必死で止めようとしてるところに
彼がやってきました。

「あれ?その携帯は…」
「あ!カレンったらあわてんぼうさんだから
忘れて行っちゃったのね…ははは」
「…そうですか。
では、カレンさんに伝えておいてください
明日またで直してきます、と。」

そういって彼は出て行きました。

その夜

母に彼が来たことをうちあけました。

「何をしているの!?本当のことを言うチャンスだったのに…」
少し強くなった母の声に
私は一生懸命返しました
「でも…で…も」
言葉を捜すたびに悲しさが募っていって
ついには泣いてしまいました。

すると母は落ち着き
優しく抱きしめてくれました。

「母さん…なんでだろう
何で運命は選べないんだろう
こんなにも…彼が好きなのに
なんでこんな意地悪なんだろう

性別を選びたかった
男になんて…なりたくなかったのに…
うわああああん」


数日後

「母さん、この携帯返すね。ありがとう」
「あれ?いきなりどうしたの」

母は携帯をみて驚きました

あて先 
ジェイ
件名
さよなら
本文
ごめんなさい
私は嘘をついていました。
本当にごめんなさい
私、実は男なんです。
ごめんなさい。
ありがとう

「あなた…本当に…」

そう母が言いかけたとき
携帯が大音量でなりました。
「…ジェイから電話よ」

私はすぐさま携帯をとり、電話に出ました。
「も、もしもし、ジェイ?」
「……。」
彼は無言でした
ですが
そこからすすり泣く声も聞こえてきました。
「ごめんなさい、ジェイ。
私はうそつきです。
あなたをだましていました。
本当にごめんなさい。
だけど、
ほんとのことがひとつだけ、


私はあなたを愛していました。」


そういって
電話を切りました。




もう連絡はくれないだろうと
あきらめかけて
いつもの日常に
戻ったとき
ふと彼が会いにきてくれていました。


私はなんていって良いかわからず
その場で黙っていました

すると、彼が口を開きました。
「事実を聞いたとき
俺はあなたを拒んだ。
カレンは偽者、裏切り者だと。

でも
つらくて助けてくれた
どん底に陥っていて
人生をも失いそうになったとこをとめてくれたのは

カレン、あなただ。

あなたを恋人としては受け入れられないけど
これだけはいえる。
あなたは俺の恩人、友達だ。ありがとう」

「こちらこそ、ありがとう。」

ふられたのは確かなはずなのに
私は幸せな気持ちでいっぱいでした。

私を拒む人が多い中で
この人は私を人として
オカマとして受け入れてくれた。

いろいろ複雑なとこもあるけど、それだけで私は幸せでした。


やっぱ、その人をありのままで受け入れてくれる人がいるって
素敵ですよね
















終わり




感想

実は私、いとこに彼女(?)と同じオカマさんがいるのです。

彼女がなぜ性別をえらべないのかと
苦しみ泣いていたとき
なぜかしら共感してしまいました。

壁を感じる理由はちがえども、
同じ乙女心をかんじました←
私にも乙女心があるのかはおいといてくださry←

それはともかく
その人をありのままで受け入れるって
とっても大事なことだしとっても難しいことだと思います。

私はいとこさんをありのままで受け入れてるし
それこそ彼女の個性だし
別におかまだからって
気にして接したことはありません。

男女かまわず
最終的にはみんな同じ人間なんですよね。

ちなみに、彼女と一緒にいるのはとっても楽しいですよw
恋愛経験豊富なせいか、いろいろ教えてくれるし
歳も一個上だから
お姉ちゃんみたいな感じです。

うあー、フィリピンが恋しくなってきた←

んじゃ、またねん(ω)
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